猛暑重大警報が3日連続で発令されたソウル・タプコル公園で、無料給食を待つ高齢者(c)news1
猛暑重大警報が3日連続で発令されたソウル・タプコル公園で、無料給食を待つ高齢者(c)news1

【08月08日 KOREA WAVE】韓国で記録的な猛暑が続く中、2026年に熱中症が疑われる死者のうち、70歳以上が7割を超えたことが分かった。60歳以上では全体の81%を占め、高齢者に被害が集中している。

韓国疾病管理庁の「熱中症救急室監視システム」によると、5月15日から8月4日までの熱中症患者は2441人だった。年代別では60代が450人で最も多く、70代が305人、80歳以上が300人と続いた。65歳以上は825人で、全体の33.8%を占めた。

人口10万人当たりの患者数は、80歳以上が12.5人で最多だった。熱中症が疑われる死者21人のうち、70歳以上は15人で71.4%、60歳以上では17人で81%に上った。

専門家によると、高齢者は加齢により汗を出す機能や皮膚の血管を広げる機能が低下し、体内の熱を外へ逃がしにくい。また、喉の渇きを感じる機能も鈍くなり、脱水が進んでも水分不足に気付かないことが多いという。

脳で体温を調節する機能も低下するため、同じ暑さにさらされても若い世代より熱中症へ進む危険が高い。

熱中症には、筋肉がけいれんする熱けいれん、低血圧やめまい、強い疲労感が出る熱疲労、体温が40度以上に上がり意識障害を伴う熱射病がある。

初期には疲れやすさや頭痛、めまい、吐き気、食欲低下などが表れる。症状が進むと汗が減り、皮膚が熱くなり、脈や呼吸が速くなる。意識がもうろうとする、話がかみ合わない、時間や場所が分からない、けいれんするといった症状は、熱射病が進行した兆候とされる。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News