■「重大な試練」

実際、この急進左派候補たちはまだ民主党予備選で勝利したにすぎず、11月の本選で共和党候補に勝利しなければならない。

選挙データ分析サイト「デシジョン・デスクHQ」は6日、エルサイド氏の民主党予備選勝利を受け、ミシガン州連邦上院選の予想を「民主党やや優勢」から「接戦」に変更した。

ベルト教授は11月の中間選挙が急進左派にとって「重大な試練」になると指摘。

「ミシガン州のような激戦州で勝利することができれば、進歩派は今後、自分たちこそが民主党の主導権を握るべきだと強く主張できるようになるだろう」と述べた。

民主党内の分断を象徴するように、サード・ウェイのコーワン代表は、党内における社会主義の影響力、特にマムダニ氏率いる急進左派の「アメリカ民主的社会主義者」運動に対抗するため、2028年までに約1500万ドル(約23億7000万円)を投入すると表明。

「われわれは来たる次の(穏健派と急進左派との)戦争に向けて準備を進めている」と語った。

民主党内の分断が浮き彫りになる中、従来の支持層が穏健派、急進左派派双方の候補を見限るのではないかと危惧し、党の結束を求める声も上がっている。

中道派シンクタンク「サーチライト研究所」のトレ・イースト副所長はX(旧ツイッター)で、「民主党は中道派(穏健派)から社会主義者(急進左派)までを包括する連立体だ」「それぞれが互いを必要としている。われわれの有権者は思想的な主導権争いなど求めていない。求めているのは目的とリーダーシップだ」と呼び掛けた。(c)AFP