【8月6日 AFP】米議会予算局(CBO)は5日、海軍が計画している「トランプ級原子力戦艦」15隻の建造費を総額約2750億ドル(約43兆円)と試算する報告書を公表した。

報告書によると、トランプ級原子力戦艦の1番艦(ネームシップ)の建造費は2026年時点の価格で約234億ドル(約3兆7000億円)で、2056年までに調達される同型艦14隻の平均建造費も1隻あたり約180億ドル(約2兆8000億円)に上るという。

ちなみに、世界最大の空母「ジェラルド・R・フォード」の建造費は2008年時点の価格で約133億ドル(インフレ調整後で200億ドル以上)だった。

ドナルド・トランプ米大統領は2025年12月、自身の名を冠したトランプ級原子力戦艦の建造計画を発表した。軍艦の名称に現職大統領の名前を用いるのは異例。

CBOによると、ドランプ級原子力戦艦は重武装となり、対空・対地ミサイルをはじめ、極超音速兵器、核巡航ミサイル、レーザー兵器、レールガン(電磁砲)などを搭載する予定。

トランプ級原子力戦艦は、現在運用されている米海軍の駆逐艦や巡洋艦と比べてかなり大型化するが、1990年代に退役した米軍最後の戦艦「アイオワ級」に比べると想定排水量はやや小さくなる見通しだ。

米国は海軍の保有艦艇数において中国に大きく後れをとっており、昨年議会に提出された報告書でも、米軍幹部や専門家の間で中国の急速な造船ペースに対する懸念が高まっていることが示されていた。 (c)AFP