東南アジア最大の顧客・タイで「韓国離れ」が深刻化…訪韓客が3割減、反韓感情と厳しい入国審査が裏目に
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【08月06日 KOREA WAVE】韓国観光市場で東南アジア最大の顧客だったタイの存在感が揺らいでいる。購買力の低下と反韓感情が重なり、東南アジア主要国の中で唯一、訪韓観光客数が減少している。
タイを訪れる韓国人は依然として多く、観光収支の赤字がさらに拡大するとの懸念も出ている。
韓国観光データラボによると、2026年1~6月に韓国を訪れたタイ人観光客は約18万8000人で、新型コロナウイルス流行前に最多を記録した2019年の約29万3000人から35.8%減少した。
フィリピン、インドネシア、ベトナム、シンガポールなど東南アジアの主要国からの観光客が最大89.9%増える中、タイだけが減少した。
背景には、タイ人の購買力低下があるとみられている。不安定な政治情勢や東南アジア諸国の通貨価値下落、国内総生産の約90%に達する家計債務などが重なり、海外旅行そのものへの需要が減ったとの分析だ。
ほかの東南アジア諸国に比べ、タイからの訪韓需要が特に落ち込んだ背景には反韓感情もある。韓国が不法滞在者の増加を防ぐため、2025年から入国審査を強化したほか、一部の観光客による「韓国で差別を受けた」との主張が広がり、不買運動につながる兆しも見られた。
最近も、タイのSNSや主要オンラインコミュニティーでは、「韓国で軽視された経験」と題する投稿が数十万回以上閲覧された。
観光業界では、タイ人観光客の「韓国離れ」が長期的な市場損失につながるとみている。
韓国観光公社が2026年1月に発表した「2025年国別訪韓観光市場分析」によると、タイ人観光客の再訪率は79.7%で、すべての国の中で最も高かった。
観光プラットフォームの関係者は、「現地でKカルチャーへの関心が高いにもかかわらず、韓国旅行を避けるタイ人が増えているのは異例だ」と指摘した。
その上で、「単に観光客数を増やすことだけにこだわらず、歓迎する雰囲気づくりや観光コンテンツの拡充など、質の向上を図る必要がある」と述べた。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News