■「まるで底なし沼」

今後もきびしい暑さが続くと予想される中、状況がすぐに改善する見込みはない。

「ここに25年住んでいるが、水がこんなに減ったことはない」と、ルーマニアの農業用水路で釣りを楽しんでいたミティカ・ニコラエさん(65)は話す。

毎朝公共ラジオでドナウ川の水位レポートを確認しているという彼は、以前よりも魚が釣れなくなっており、作物の被害を心配していると語った。

ルーマニアでは最近、川の水位がここ30年で最低となった。

国家当局は南東部の農家に対して節水を伴うかんがい制限を課したが、AFPが取材した農家らは、今のところ直接的な影響は受けていないと答えた。

ルーマニア南部のビーチでは、ドナウ川の岸から数メートルの場所で、男児が足首までしかない水の中で裸足をバシャバシャと動かしていた。

「まるで底なし沼みたいだ!」と、男児は離れた場所で見守る家族に向かって叫んだ。(c)AFP/Ani SANDU with Nikolay DOYCHINOV in Antimovo, Bulgaria, and AFP correspondents in Central Europe