【7月26日 AFP】カリフォルニア州サンディエゴで開催されたポップカルチャーの祭典「コミコン」で25日、米SFドラマ「スター・トレック」の60周年記念イベントが行われ、伝説的キャストのジョージ・タケイ氏(89)が登場した。

テレビシリーズや映画版で操舵士ヒカル・スールー役を演じたタケイ氏は、超満員となった会場のファンからスタンディングオベーションで迎えられた。

同氏は、テレビ史のこうした節目に立ち会えることができ、とても若く感じているとジョークを飛ばした後、放送初期の低視聴率からの大きな飛躍は「並外れた現象」だったと真剣な表情で語った。

また、シリーズがこれほど長く続いてきたことについては、原作者のジーン・ロッデンベリー氏の理念を支持してくれた「あなた方や、あなた方の両親、そして祖父母のような人々全員の知性、感性、そして先見の明のおかげだ」と述べた。

さらに、ミスター・スポック(レナード・ニモイ)の有名な挨拶をもじり「私たちは長生きし、60年にわたり耐え抜き、そして今も歩み続けている」とも語った。

「スター・トレック」の第1話は1966年9月に放送された。ウィリアム・シャトナー演じるジェームズ・T・カーク船長と多人種の乗組員が乗るエンタープライズ号の航海を描き、宇宙を舞台に重大な道徳的・社会的テーマに挑んだ。

シャトナー氏と、ウフーラ中尉を演じた黒人女優のニシェル・ニコルズ氏は1968年、米国のテレビ史上初とされる異人種間のキスシーンを演じ、歴史に名を刻んだ。

以来、オリジナルシリーズと10以上のスピンオフ作品を合わせて、約1000話ものエピソードが生み出されてきた。

今回のイベントには、テレビシリーズ「新スター・トレック」のマイケル・ドーン氏、アニメ作品「スター・トレック:ローワー・デッキ」で声優を務めたジェリー・オコネ ル氏、「スター・トレック/ヴォイジャー」のロバート・ピカード氏、そして「スター・トレック:スターフリート・アカデミー」のカリム・ダイアン氏も登壇した。ダイアン氏が演じたクリンゴン人は、同性愛を公表するシリーズ初のキャラクターとなった。

コミコンは26日までの開催。(c)AFP