枯れかけていた植木鉢を持ち帰った73歳女性に無罪、判断は「店が放置」…韓国・検察は控訴
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【07月22日 KOREA WAVE】韓国で、飲食店前に放置され、一部が枯れかけていた植木鉢を持ち帰った73歳の女性が窃盗罪に問われた事件で、ソウル南部地裁は一審で無罪を言い渡した。検察は判決を不服として控訴し、控訴審でも罰金70万ウォンを求刑した。
法曹界によると、女性は2024年10月下旬から11月9日までの間、ソウル市衿川区の軽食店のテラス前に置かれていた計45万ウォン相当の植木鉢3個を、許可なく持ち帰ったとして起訴された。
女性は、店が数カ月にわたり閉まっているように見え、植物の一部も枯れた状態で放置されていたため、捨てられた植木鉢だと思ったと主張。盗む意図はなく、持ち帰った後は植物の世話をしていたという。
店主も、店を空けるなど営業していない期間が多く、植木鉢がなくなったことに気付いたのは2024年11月10日だったと説明した。植物を十分に管理できていなかったことも認めた。
検察は当初、罰金70万ウォンの略式命令を請求したが、女性が不服を申し立てたため正式裁判となった。ソウル南部地裁は2026年1月14日、女性に無罪を言い渡した。
一審は、植物の生育状態が非常に悪かったことなどから、店主が放置していたとみるのが合理的だと判断した。女性が人通りの多い夕方に植木鉢を台車に載せ、周囲を警戒する様子もなく運ぶ姿が、防犯カメラに映っていたことも考慮した。
その上で、女性が捨てられた植木鉢だと思い、盗む意図なく持ち帰った可能性を排除できないと指摘。検察の証拠だけでは、起訴内容が合理的な疑いの余地なく証明されたとは言えないとした。
検察は事実誤認や法理の誤解などを理由に控訴し、7月14日の控訴審結審公判でも一審と同じ罰金70万ウォンを求刑した。判決公判は8月18日午後2時に開かれる。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News