【7月22日 AFP】韓国のミシュラン二つ星レストランで、食用として許可されていないアリを使用した料理を提供したとして、レストランのオーナーに対し、検察当局が20日、懲役1年を求刑した。地元メディアが伝えた。

韓国の法律では、食用として認められている昆虫は、バッタやミールワーム(チャイロコメノゴミムシダマシの幼虫)など10種に限られている。

しかし、食品医薬品安全処(食薬処)の声明によると、このレストランは、タイや米国から許可されていない昆虫を輸入して提供していたとされる。

アリはシャーベットの上に添えて提供されていた。食薬処は「酸味を加えるため」に「3〜5匹」のアリをトッピングしていたと指摘している。今年1月までの約4年間で、約1万2000食(約1億2000万ウォン=約1300万円相当)が販売されたという。

食薬処が公開した証拠写真の1枚には、丸い缶に「Cuisine Black Ants(料理用黒アリ)」と書かれたラベルが貼られていた。

ニュース通信社「ニューシス(Newsis)」の報道によると、検察は懲役刑に加え、ソウル西部地裁に対し2000万ウォン(約220万円)の罰金も求めている。一方、被告側の弁護人は、アリを乗せたデザートは事前に同意を得た顧客にのみ提供されていたと主張したとされる。

被告は最終陳述で「関連規制を十分に理解していなかった」とし、「事態について謝罪する」と述べたと報じられた。

判決は9月初旬に言い渡される予定だ。(c)AFP