【7月22日 AFP】明確な政治的思想は有さず、身代金目的の拉致や家畜泥棒を繰り返す武装犯罪集団「バンディット(盗賊団)」が先週末、ナイジェリア北西部ザムファラ州の村々を襲撃し、40人以上を拉致した。生存者と州の高官が21日、AFPに明らかにした。

身代金目的の拉致はナイジェリアの武装勢力にとって主要な資金源となっており、北西部を中心に活動するバンディットだけでなく、北東部を中心に活動するイスラム過激派も手を染めている。

ザムファラ州マル地方マヤンチの住民アルハジ・ラウワリ・アブドゥラヒさんは、18日から20日にかけての一連の襲撃で、11の村が襲われたと述べた。

アブドゥラヒさんによると、今回の襲撃がカチャラ・サイドゥとして知られる指導者率いるバンディットによるものだと述べた。

アブドゥラヒさんは、「今私が話している時点で、住民40人以上がカチャラの巣窟に捕らわれている」と語った。

バンディットは、政府の統制が及んでいない北西部および中部の広範な地域で活動している。

農民から「税金」という名のみかじめ料を徴収し、家畜を盗み、村を襲撃するほか、違法採掘にも関与していることで知られる。

バンディッツの規模が巨大化するケースがある。ザムファラ州の政府高官が今月上旬に明らかにしたところによると、ナイジェリア軍は7月の2日間にわたる掃討作戦を同州で実施し、バンディッツの構成員300人以上を殺害したという。(c)AFP