17日、済州島のロッテホテルで開かれた「2026韓国経済人協会経営者済州夏季フォーラム」で講演する科学コミュニケーターのクェド氏(c)news1
17日、済州島のロッテホテルで開かれた「2026韓国経済人協会経営者済州夏季フォーラム」で講演する科学コミュニケーターのクェド氏(c)news1

【07月21日 KOREA WAVE】韓国の科学コミュニケーター、クェド氏は、AI時代には問題を解く能力より、解くべき問題を選ぶ能力が重要になるとの見方を示した。済州島で17日に開かれた韓国経済人協会の経営者向けフォーラムで講演した。

クェド氏は、AIが計算や実行を担っても、方向を定めて最終判断を下すのは人間だと指摘。企業はAI技術を追う前に、自社の存在意義や強みを明確にすべきだと述べた。農業機械メーカー、ジョンディアがAI企業として評価されるのも、農業の本質を深く理解しているためだと説明した。

意思決定では、感情は判断を妨げるのではなく、合理的な選択を支える前提条件だと強調。良い決定は長時間悩むことではなく、責任の所在が明確で、現場に十分な権限を与える仕組みから生まれると語った。

AIは大量の情報とともに誤情報も生み出すため、人間の検証能力が一層重要になるとも指摘した。専門人材が判断に集中できる環境こそ、生産性向上の鍵だという。

アルファ碁とイ・セドル九段の対局などを挙げ、AIは人間を代替する存在ではなく、思考の幅を広げる道具だと評価。「AI時代にも人間に残る最も重要な役割は選択と判断だ」と述べ、企業の本質を明確にした上で活用することが持続的な競争力につながると強調した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News