殺人などの疑いで拘束され、捜査を受けているチョン・ジェファン容疑者(c)news1
殺人などの疑いで拘束され、捜査を受けているチョン・ジェファン容疑者(c)news1

【07月20日 KOREA WAVE】韓国南東部の慶尚北道慶山市で友人を殺害した疑いが持たれているチョン・ジェファン容疑者(24)が、事件直後にパトカーと遭遇したものの、警察が容疑者とは反対方向へ曲がっていたことが分かった。遺族は警察の初動対応に疑問を呈している。

複数の韓国メディアによると、警察は事件当日の4日午前4時25分ごろ、血が付いた状態で裸のまま路上を歩いていたチョン容疑者を発見した。

チョン容疑者はパトカーと鉢合わせすると、手を振りながらジョギングするように逃走した。警察はパトカーを後退させて追跡し、助手席のドアを一度開けたものの、再び閉めて車で追い続けた。

チョン容疑者は約50メートル逃げた後、歩道の端で方向を変えたが、パトカーは容疑者とは反対側の右方向へ曲がった。その後も警察が追跡を続けたかどうかは確認されていない。

遺族は「容疑者が再びマンションに戻り、さらなる被害が発生する可能性もあった。パトカーが正面から遭遇したにもかかわらず、警察官がすぐに降車して制圧しなかった理由が理解できない」と訴えた。

慶尚北道警察は、パトカー側もチョン容疑者が左方向へ逃げたことを確認していたと説明。その上で、道路の構造を考慮し、右方向へ迂回する方が予想される逃走経路を遮断するのに効果的だと判断したとしている。

チョン容疑者は4日、慶山市河陽邑のマンションで、一緒に酒を飲んでいた友人を刃物で複数回刺して殺害した疑いで拘束された。

警察はその後、チョン容疑者の氏名や年齢、顔写真などを公開した。遺族は遺体に切断を試みた痕跡があったとして、死体損壊の疑いについても別途告訴している。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News