キム・ソヨン被告=オンラインコミュニティーより (c)news1
キム・ソヨン被告=オンラインコミュニティーより (c)news1

【07月16日 KOREA WAVE】男性2人を死亡させ、ほかの男性4人に薬物を飲ませて負傷させた罪に問われている「ソウル江北モーテル連続殺人事件」のキム・ソヨン被告(20)が、殺意を改めて否定していることが分かった。

JTBCが14日に伝えたところによると、キム被告は「納得できない点」と題した意見書を裁判所に提出。「死亡した被害者に渡した薬は4錠ほどだったと思う。その程度の量で人が死ぬとは全く思わなかった」と主張した。

一方、司法解剖の鑑定書では、致死量を超える抗うつ薬を含む計8種類の薬物成分が検出された。同じ成分を一度に含む薬はないため、少なくとも8錠以上が投与されたとみられている。

法精神医学の専門家も「溶けていない薬が多く残っていたことは、大量の薬物が投与されたことを意味する。科学的にも被告の主張はつじつまが合わない」と指摘した。

キム被告は意見書で、被害男性らから性的な行為を強要されたとも主張した。映画館などで類似性行為を求められ、宿泊施設へ行こうと繰り返し誘われたとし、それを避けるために薬を渡したとの趣旨の説明をしている。

キム被告は起訴当初、容疑を認める反省文を提出していた。しかし、5月に生存した被害者が証人として出廷すると、その被害者を性犯罪の加害者だと主張する新たな意見書を提出した。

その後、男性3人に対する特殊傷害罪が追加されると、「この3人には薬物を渡していない」として容疑を全面的に否定する3通目の意見書も提出した。

キム被告は5月、被害者遺族が起こした損害賠償訴訟への答弁書でも、「年12%の遅延利息まで付く高額な賠償金は負担できない」として、請求額が過大だと主張した。この時も「薬を3、4錠ほど飲ませただけで、死亡するとは思わなかった」と殺意を否認し、被害者らから性的な被害を受けたとの主張を繰り返した。

キム被告は2025年12月から2026年2月にかけ、男性3人に薬物入りの飲み物を渡し、うち2人を死亡させ、1人を意識不明にした罪で起訴・勾留された。その後、別の男性3人にも同様の方法で薬物を飲ませ、負傷させた罪が追加され、裁判が続いている。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News