【7月11日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記が、収賄により朝鮮労働党から追放された軍高官の汚職疑惑を「政治的犯罪」だと強く非難した。11日未明に朝鮮中央通信(KCNA)が報じた。

KCNAによると、金氏は10日に首都平壌で開催された朝鮮労働党と軍の合同会議でこの発言を行った。北朝鮮の独裁的で不透明な統治体制において、最高指導者がこれほど公に、高い地位にある幹部を名指しで非難するのは極めて異例のことだ。

伝えられるところによると、会議では人民軍総政治局の元組織担当副局長であるパク・フィチョル氏とその側近らによる汚職行為が報告されたという。

パク氏は「多額の賄賂」を受け取り、「放蕩(ほうとう)な生活」を送っていたとKCNAは伝え、労働党は同氏を党中央指導機関から解任し、法執行機関に送致したと付け加えた。

金氏は演説の中で、「これは党の規律構築路線に対する政治的犯罪であり、国家と人民の利益に対する意図的な横領および略奪行為だ」と述べたと伝えられている。(c)AFP