「フランス人選手一人もいない」 サッカー仏代表やゆでスペイン前首相に大批判
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【7月13日 AFP】スペインの保守派で前首相のマリアーノ・ラホイ氏が、隣国フランスのサッカー代表チームには「フランス人選手が一人もいない」と発言したことを受け、国内やフランスから批判の嵐にさらされた。
サッカーW杯(ワールドカップ)北中米大会で、14日に両国が対決する準決勝を控える中、この発言はスペインのオンラインニュースサイト「エルデバテ」に掲載された。
スペインのペドロ・サンチェス現首相は、これを「ゼノフォビア(外国人嫌悪)」だと非難。X(旧ツイッター)に、「名字や出生地、肌の色で所属を測ろうとする者がまだいる。一方で私たちは、その国にあるルーツや、その国に貢献しようとする意志でそれを測る」と投稿した。
「スペインは、この国を愛し、この国のために働く人々のものだ。外国人嫌悪的な発言で国に恥をかかせる者のためのものではない」
また、オスカル・プエンテ運輸相は、ラホイ氏を「フランコ体制後の時代の愚か者」と一蹴した。
フランスの政治家も、ラホイ氏の発言に激しくかみついている。
ロラン・ヌニェス内相はニュース専門局BFMTVに対し、発言は「絶対に受け入れられない」と述べた。
仏共産党のファビアン・ルーセル党首は、ラホイ氏の発言を、パラグアイのセレステ・アマリジャ議員による広く批判を浴びた発言と同列に扱い、「彼らはこのおぞましい人種差別をまき散らさずにはいられないのだ」と批判した。
アマリジャ議員は、W杯の決勝トーナメント2回戦でパラグアイがフランスに敗れた後、仏代表FWのキリアン・エムバペ選手について、「フランス人のふりをしているだけの植民地化されたカメルーン人」と言い放っていた。
駐スペイン仏大使館もSNSで応戦し、「フランス代表の選手は全員がフランス人だ。26人の選手のうち、23人がフランス生まれである。海外で生まれた3人も同様にフランス人だ」と投稿した。
フランスサッカー連盟(FFF)のフィリップ・ディアロ会長も、ラホイ氏の発言には「容認しがたい人種差別のニュアンスが含まれている」とSNS上で述べた。(c)AFP