■「スペインは非常に寛大だった」

情報筋によると、非公開の場で首脳陣と対面するとトランプ氏の口調は目に見えて変化したとされ、「トランプ氏が公の場で口にすることと、実際に中で話すことの間には強いギャップがある」のだという。

事実、スペインのペドロ・サンチェス首相は、ワシントンとの関係は「極めて良好だ」と強調。トランプ氏も、帰路につく大統領専用機内で記者団に対し「今日のスペインは非常に寛大だった」と語っている。

エストニアのクリステン・ミハル首相は、トランプ氏がセッションの中で口調を和らげたとし、「『欧州は主体的に行動し、国防費への投資を増やすべきだ』という、前向きで建設的なメッセージを投げかけた」とAFPに語った。

また、リトアニアのケストゥーティス・ブドリース外相も、トランプ氏の激高が必ずしも同盟の分裂を意味するわけではないと指摘し、「トランプ氏が激高したからといって、NATOの結束が弱まっているわけでも、欧米の絆が失われるわけでもない。事態を大げさに捉えすぎるべきではないと思う」と述べた。

マルク・ルッテNATO事務総長は、意見の相違はあったものの、今回のトルコでのサミットを経て同盟はより強固なものになりつつあると強調。「本音で話し合い、時には少し喧嘩もする家族のほうが、はるかに強い絆で結ばれると私はいつも感じている」と述べた。(c)AFP/Danny Kemp, Max Delany and Hazel Ward