清渓川自動運転シャトル「ロイ」(c)NEWSIS
清渓川自動運転シャトル「ロイ」(c)NEWSIS

【07月08日 KOREA WAVE】「わあ、バスにハンドルがない。とても不思議」

1日、ソウル清渓広場の停留所。母親とともに自動運転バスに乗った子どもが、車内を見回して驚いたように話した。ドアが開くと、内部には乗客用の座席だけがあり、運転席もハンドルもなかった。このバスは2025年9月に運行を始めた清渓川自動運転シャトルバスだ。

清渓川自動運転シャトルバス「清渓A01」路線は、清渓広場~清渓3街(世運商街)~清渓5街(広蔵市場)を結ぶ往復4.8キロ区間を、車両2台が循環運行している。無料試験運行を経て、2026年下半期の有料転換を目標にしている。

実際に乗ってみた自動運転バスの走行は比較的安定していた。安全管理のため運転者が同乗していたが、大部分の区間で車両は自動運転システムにより運行された。

バスは時速30キロ前後で走り、乗り心地も一般の市内バスと大きく変わらなかった。ただし、急停止の可能性などを考慮し、立ち乗りは認められていない。

車内では外部カメラの映像を通じて、リアルタイムの走行経路と道路状況を確認できた。子ども保護区域や高齢者保護区域など、自動運転が制限される区間では、同乗した運転者がジョイスティックで車両を直接操作した。

現場では、自動運転シャトルバスを単なる体験ではなく、実際の移動手段として利用する市民にも会うことができた。

通勤時に自動運転バスを利用しているという市民は「運行初期には急停止など不便な点があったが、今はかなり改善された。有料化後も引き続き利用するつもりだ」と話した。

乗客の拒否感も大きくなかった。母親とともに乗った子どもは「人なしで運行される地下鉄と大きな違いはなく、怖くない」と話した。

清渓川自動運転シャトル「ロイ」に乗った乗客が窓の外の風景を撮影している(c)NEWSIS
清渓川自動運転シャトル「ロイ」に乗った乗客が窓の外の風景を撮影している(c)NEWSIS

ただ、自動運転バスが日常的な交通手段として定着するまでには、乗り越えるべき課題も少なくなかった。

自動運転シャトルバス業者所属の運転者は「道が混んでいても、自らより速い経路を探して走ることはできない」と話した。

現在運行されている自動運転バスは、決められた経路と事前に構築されたデータに基づいて動く「ルールベース」方式で運営されており、運行区域や路線を外れた自律判断は難しいという説明だ。

突発状況では急停止も多い。歩行者が無断横断したり、隣の車線の車両が突然割り込んだりする場合、車両が即座に停止するよう設計されており、一般の手動運転車両より急停止が多い。

運転者は「流動人口と車両通行量が多い午後の時間帯には、安全のためほぼ手動で運転している」と話した。

ソウル市交通室未来先端交通課の関係者は、自動運転シャトルバスの有料化について「現在検討中。有料転換が確定すれば、一般市内バスと似た水準で料金が設定されると予想される」と明らかにした。

一方、ソウル市は清渓川をはじめ、銅雀区、東大門区、西大門区などの自動運転許可区域で自動運転バスを運行している。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News