KBSAユーチューブ映像キャプチャー(c)MONEYTODAY
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【07月08日 KOREA WAVE】高校野球の試合会場で出た5・18民主化運動を嘲笑する応援文句は、特定の学校による突発的な逸脱なのか。専門家らは、青少年の間で嫌悪表現が特別な制止もなく「遊び」のように消費されている現実が、今回の論議の背景にあるとみている。歴史・人権教育を強化し、繰り返される嫌悪表現には学校レベルの懲戒など積極的な対応が必要だとの意見が出ている。

取材を総合すると、6月29日にソウル木洞球場で開かれた第81回青龍旗全国高校野球選手権大会で、ソウルの培材高校の選手らは光州第一高校の選手らに向かって「スターバックスへ行こう」「タンクデー」などの応援文句を叫び、5・18民主化運動を嘲笑したとの論議が起きた。これは5月に浮上したスターバックスコリアの「5・18タンクデー」イベント論議を思わせるもので、地域差別的な文句と受け止められた。培材高校が謝罪に乗り出し、ソウル市教育庁が事実関係の調査に着手したが、波紋は簡単には収まっていない。

教育現場と専門家らは、今回の論議が特定学校の逸脱を超え、青少年の間に広がった嫌悪表現文化を示しているとみている。極端な傾向のオンラインコミュニティーやSNSに由来する嘲笑と嫌悪表現が、生徒の間で冗談や流行語のように使われ、問題を提起する生徒がむしろ敏感な人のように扱われることも少なくないという。教師らは、苦情対応の負担と明確な対応基準の不在により、積極的な制止に踏み出しにくいと訴えている。

韓国多様性研究所が2025年、全国の小中高校教師200人を対象に実施した「青少年の差別・嫌悪表現対応認識実態調査」によると、回答者の85%が学校内の嫌悪表現を深刻な問題と認識していたが、「嫌悪表現に常に対応する」と答えた割合は14%にとどまった。回答した教師の73%は、苦情対応の負担やマニュアル不在などを理由に「対応が難しい」と明らかにした。

高校3年の女子生徒(18)は「学校や塾で同年代の男子生徒が特定地域の方言をまねたり、障害者や女性をおとしめる発言をしたりすることは日常茶飯事だ。光州の人間として嘲笑の対象になると悔しく、腹も立つが、できることがない。学校で定期的に映像による人権教育があるが、きちんと見る人はいない」と述べた。

2026年に高校を卒業した男性(19)も「中学・高校の時、特定コミュニティーで作られた嫌悪表現が日常的に、流行語のように使われていた。嫌悪表現を使う生徒たちが学校文化を主導する雰囲気だった。問題を提起するのは難しく、無力感と恥ずかしさを感じた」と付け加えた。

専門家らは、事案によっては学校レベルの懲戒を並行するなど、より厳正な対応が必要だとみている。

「生徒たちはSNS上の嫌悪表現に無分別にさらされ、オフラインでも日常的な遊び文化のように消費している。学校で制止が十分になされず、生徒たちが『大きな問題ではない』という認識を持ち、誤った社会化過程を経ているように見える。教師が生徒を指摘すれば抗議が入る場合が多く、学校の矯正機能が弱まった結果ともみられる。嫌悪発言については徹底した謝罪と懲戒を通じて繰り返されないよう指導し、歴史認識と人権教育を強化すべきだ」

京仁教育大学教育学科のパク・ジュヒョン教授はこう強調した。【MONEYTODAY イ・ヒョンス記者】

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