米国、中国の核計画に強い警戒感 太平洋に着弾の原潜ミサイル発射実験
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【7月7日 AFP】中国軍が6日に実施した原子力潜水艦からのミサイル発射実験について、米国は同日、中国政府の核プログラムに対する警戒感をあらわにした。
中国軍は、模擬弾頭1発を搭載した大陸間弾道ミサイル(ICBM)を太平洋に向けて発射した。フランス領ポリネシア近海に向けて発射された前回の実験から2年ぶりの実施となった。
今回の実験について専門家らは、ドナルド・トランプ米大統領の下で関係改善に向けた動きが進んでいるにもかかわらず、米国本土を攻撃する能力を高めていることが示されたと指摘している。
米国務省のトミー・ピゴット報道官は「米国が核不拡散に向けてかつてないほど尽力している中、中国はその逆を行っている。中国の急速かつ不透明な核兵器増強は、地域および世界にとって大きな懸念事項だ」と述べた。
今年2月、米国とロシアとの最後の核軍縮条約「新戦略兵器削減条約(新START)」が失効した。米国はロシアの他、中国も新たな協定に含めたい考えを示しているが、この提案は中国によって拒絶されている。中国の核兵器保有数はロシアよりもはるかに少ないものの、急速なペースで増加している。
国務省は中国に対し、「有意義な軍備管理協議に参加し、すべてのICBMおよび宇宙ロケットの発射について、定期的な事前通知の枠組みを確約するよう」促した。
ニュージーランド政府によると、今回の実験は中国が太平洋諸国にミサイル発射を通告した2時間後に行われたという。ただし、中国が米国に対して事前に通告していたかどうかは不明だ。
中国人民解放軍海軍の報道官は、通信アプリ「微信(ウィーチャット)」に声明を発表し、発射実験は「国の年間軍事訓練における計画に沿った取り組み」であり、「関係国には事前に通知されていた」と述べた。
専門家によると、原子力潜水艦から発射されたとされるミサイルは、南太平洋の島国ソロモン諸島の近海に着弾した模様。同国は2022年に中国と内容が不透明な安保協定を結んだが、新政権はその見直しを進めている。(c)AFP