武装集団が村襲撃し15人超殺害、遊牧民と農民の対立が ナイジェリア中部
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【7月2日 AFP】ナイジェリア中部ベヌエ州で1日、武装集団が村を襲撃し、少なくとも15人を殺害、複数人を負傷させた。治安報告書および地元の情報筋が明らかにした。同州でも近年、暴力が相次いでいる。
ナイジェリア中部では土地や天然資源をめぐる遊牧民と農民の対立が続いている上、明確な政治的思想は有さない武装犯罪集団「バンディット(盗賊団)」による身代金目的の拉致も相次いでいる。
国連向けに作成され、AFPが1日に確認した治安報告書によると、「武装した遊牧民とみられる集団」が午前2時ごろ、カツィナアラ地方政府管轄区のムバルジ地区にあるサイ村を襲撃し、「住民15人以上を殺害し、複数人を負傷させた」。
ムバルジ地区の指導者らも、「少なくとも15人」が殺害され、負傷者の中には女性や子どもも含まれていると発表した。
サイ村の住民であるジョセフ・ヒルさんはAFPに対し、「眠っている時に」武装集団が村になだれ込んできたと証言した。
一方で、カツィナアラ地方政府の行政官であるジャスティン・シャク氏は、「6人が死亡し、13人が負傷した」と述べた。
治安報告書によると、今回の襲撃は、6月26日にオトゥクポ地区で遊牧民団体「ミイェッティ・アラー」のベヌエ州指導者リスク・ムハンマド氏ら2人が殺害された事件に対する報復だとみられている。
ナイジェリア中部では、土地をめぐる遊牧民と農民の衝突は日常茶飯事となっている。
遊牧民の多くがイスラム教徒のフラニ族で、農民の多くがキリスト教徒であるため、民族対立や宗教対立の色合いも帯び泥沼化する傾向にある。(c)AFP