米国で「ヒートドーム」熱波 W杯や建国250年行事で注意呼びかけ
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【7月2日 AFP】米国では1日、広範囲で熱波が観測され、週末に向けて東海岸でさらに厳しい猛暑が見込まれている。国内では各地で、建国250周年を祝う関連行事やサッカーW杯(ワールドカップ)北中米大会の決勝トーナメントの試合が開催される。当局は熱中症への注意を呼びかけている。
猛暑の原因は「ヒートドーム」現象。上空で発達した高気圧が暖かい空気を地表付近に閉じ込め、広範囲で高い気温をもたらす。この現象が現在、東に移動しており、4600万人が「高温警戒アラート」の対象になっている。米ニューヨーク市では、数百の公共施設を「クーリング・ステーション」に指定。ミストファンを設置したり、水分を含んだタオルを配布したりして熱波に備えている。
ニューヨークのゾーラン・マムダニ市長は「過去10年以上の間に経験した中で、最もきびしい熱波にみまわれる可能性がある」と述べ、W杯観戦や独立記念行事に参加する際、安全に配慮してほしいと呼びかけた。
米イリノイ州シカゴでは熱波により電力インフラへの負荷が高まる恐れがあり、電力大手ComEdは、空調の温度を高く設定し、洗濯機や充電器の使用を午後8時以降に遅らせるよう求めた。
首都ワシントンでは2日以降3日連続で気温が38度を超えると予測され、3日には最高気温が40度に達する可能性がある。4日の独立記念日を前に、ワシントンを含め全米各で建国250周年を祝う行事が進められている。
猛暑は欧州でも観測された。フランスの保健当局は先月28日、欧州西部の広い範囲を襲った記録的な熱波で、死亡した人の数が、通常予想される範囲を約1000人上回ったと発表した。
欧州連合(EU)のコペルニクス海洋サービスによると、6月の世界平均海面水温は20.98度に達し、2023年と2024年に観測されたこれまでの最高記録を塗り替えた。(c)AFP