【7月1日 AFP】米最高裁判所は6月30日、トランスジェンダーの選手が学校の女子スポーツ競技に参加することを禁じる州法を容認する判断を下した。保守派にとって大きな勝利となった。

この判断を受け、共和党が主導する20州以上の公立校および大学でのスポーツ競技では、性自認ではなく「出生時の性別」に従うことを義務付ける措置を執行することが可能となる。

最高裁は昨年、未成年者へのジェンダー肯定ケアを禁止するテネシー州の州法を支持する判断も下している。

ドナルド・トランプ米大統領は今回の判断を「大きな勝利」と称賛し、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、最高裁が「あのおかしな状況に終止符を打った」と投稿した。

訴訟はトランスジェンダーの学生たちが起こした。「この禁止法は、憲法が保障する平等権や、学校での性差別を禁じた連邦法に違反している」と主張し、性自認を理由に出場を拒むことは、同法が禁じる「性差別」にあたると訴えていた。

トランスジェンダー選手の女子競技への参加をめぐる問題では、公平な競争を維持し、女子生徒や女性の競技機会を守るための法律が必要との主張がある一方で、脆弱な立場にある少数派の学生たちを狙い撃ちにして排除・差別し、子どもたちの学校スポーツへの参加が、国家的な政治闘争の場に変えられているとの主張もある。(c)AFP