【6月29日 AFP】フランス東部ムルトエモーゼル県で28日、スカイダイビング中の飛行機が墜落し、搭乗者11人全員が死亡した。仏国内で起きた小型機による航空事故としては、過去最大級の惨事となった。

ムルトエモーゼル県のイブ・セギ知事によると、この墜落事故により、インストラクター5人、生徒5人、そしてパイロット1人が死亡した。同県の看護評議会によると、死亡した生徒5人は県内の看護師で、初めてのスカイダイビングへの挑戦だった。

フランス航空事故調査局(BEA)は、定期旅客便や軍用機を除いた、民間の小型機やレジャー機による事故としては、犠牲者の規模において過去最悪となったとしている。

詳細を確認するため、ローラン・ヌニェス内相と共に現場を訪れたフィリップ・タバロ運輸相は、「パラシュートジャンプに関わる航空事故で、これほど深刻なものは約30年間なかった」と述べた。

事故現場は民家のすぐ近くで、地元当局によると、最も近い建物からわずか数メートルしか離れていなかった。

東部の都市ナンシーの検察当局は、事故の原因はすぐには明らかになっておらず、技術的な調査が開始されたと話した。

近隣の都市ナンシーのマチュー・クラン市長は、生徒らは「タンデムでのスカイダイビングの撮影を準備していた。大切な人たちの目の前で命を落とした」とコメントしている。地元当局によると、事故発生当時、看護師らの家族が現地を訪れていたとされ、現在、医療および心理サポートチームがケアにあたっているという。(c)AFP