【6月23日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は22日、肝いりの改修プロジェクトの一つである首都ワシントンにあるリンカーン記念堂の反射池(リフレクティング・プール)を損壊しようとする者に拘禁刑を科すと警告した。

反射池は最近水を満たしたばかりであるにもかかわらず大量の藻が発生し、その色はトランプ氏が求めていた星条旗の青ではなく、沼のような緑色になった。その後、塗装も剥がれ始めた。

トランプ氏はこれらの想定外の事態について、証拠を示すことなく「蛮行」が原因だと主張している。

トランプ氏は22日朝、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「私たちが再建、改修、清掃、修復した多くの像や噴水の中で、蛮行によって破損させられたのは反射池だけだ。これについては至急対処している!」と主張。

「こうした物を破壊した場合、いや、破壊しようと試みただけでも、10年の拘禁刑を科されることを忘れないでほしい。これは全面的に適用される!」と付け加えた。

国立公園局(NPS)傘下の公園警察がAFPに語ったところによると、「5人の個人が器物損壊の容疑で逮捕され、さらに別の5人の個人に対して連邦政府の召喚状が発行された」。

藻の大発生からペンキの剥離、緑色に染まった水に至るまで、トランプ氏が改修を命じて以来、反射池は一連のトラブルに直面している。反トランプ派は、反射池の改修プロジェクトについて、彼らが混乱し失敗したとみなす「トランプ政権の象徴」と呼んでいる。

トランプ氏は、具体的な名前を挙げることなく「病んで錯乱した」人々が反射池を蛮行によって破損させたと主張している。

トランプ氏はホワイトハウスのボールルーム(宴会場)建設プロジェクトなど、首都ワシントンとその周辺で自身の足跡を残すための一連のプロジェクトを立ち上げている。

こうしたプロジェクトをめぐっては、費用、随意契約による透明性の欠如、そしてトランプ氏がイスラエルと共同で開始した対イラン軍事作戦によって始まった中東戦争によって悪化したインフレに多くの米国民が苦しむ中での「自己陶酔的な浪費」だと批判されている。(c)AFP