【6月18日 AFP】台湾は17日、ケニアで今週開催されている国際海洋フォーラムへの台湾代表の参加が阻止されたことについて、同国が「中国の圧力」に屈したと非難した。

中国は台湾について、自国領土の一部だと主張しており、国際機関への参加や他国との交流に反対している。

台湾海洋委員会(省庁に相当)の管碧玲主任委員(大臣に相当)は16日のフェイスブックへの投稿で、ケニアのモンバサで今週開催されている国際海洋フォーラム「アワ・オーシャン会議」に派遣された台湾代表2人が、ケニア当局によって拘束されたと述べた。

管氏によると、2人は「長時間にわたり拘束され」、パスポート(旅券)や携帯電話を押収されたほか、「強制送還に近い状況に直面した」。また、他のメンバーは入国許可を取り消されたという。

管氏は、「これは外交的な冷遇ではなく、不当な扱いだ」と書き込んだ。

林佳竜外交部長(外相)は17日の記者会見で、ケニアがこうした行動に及んだのは「中国からの強い圧力」を受けたからだと断言。

「私たちはこれが『新常態(ニューノーマル)』になっているとみている。中国は諸外国に圧力をかけ、これまで以上に台湾に対して厳しく振る舞うよう求めている」と述べた。

林氏によると、台湾は同フォーラムに正式に招待され、ブースを設置するための費用も支払っていた。

林氏は、それにもかかわらず、ケニアは中国が主張する「一つの中国」の原則の解釈を「歪曲(わいきょく)」し、「わが国の国民の参加を阻むために限界なく拡大解釈した」と主張。

「これは完全に間違っており、われわれは強く抗議する」と付け加えた。

中国は近年、台湾周辺での軍事活動を活発化させる一方で、今も台湾と外交関係を持つ国々を切り崩そうとしている。(c)AFP