広西ライチ、鮮度保ち国内外へ
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【7月2日 東方新報】中国有数のライチ産地として知られる広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)桂平市(Guiping)で、ライチの鮮度保持を支える取り組みが加速している。6月11日、桂平麻垌ライチ農産物コールドチェーン物流・取引集配センターが正式に稼働した。同センターは保管、予冷、選別、取引機能を備え、桂平市内で最大規模を誇る農産物集配センターとなる。
桂平市の黄秋麗(Huang Qiuli)副市長によると、この施設の稼働により、生産者は利便性の高いコールドチェーンサービスを利用できるようになり、ライチの収穫後の損失や物流コストを大幅に削減できるという。収穫から出荷までを当日中に完了できる体制を整え、鮮度保持期間の延長も実現する。
桂平麻垌ライチは、中国・嶺南地方を代表する名産果実の一つで、宋代からその名が知られている。現在、桂平市のライチ栽培面積は21万400ムー(約1万4000ヘクタール)に達し、広西有数の産地となっている。「仙進奉」「観音緑」「嶺豊糯」のほか、地元原産の「情人ライチ」などの優良品種が導入・普及され、中国各地や東南アジア市場で販売されている。
黄副市長は、桂平市が生産、物流、販売の各段階で連携を強化していると説明した。病害虫の監視や予防体制を整え、環境に配慮した防除技術を普及するとともに、生産から流通までのトレーサビリティー管理を実施。市内1200を超えるライチ生産・販売事業者を登録し、動態管理を行っている。また、集配センター内には農産物迅速検査センターを設置し、市場に出回るライチの安全性を確保している。
桂平市ではライチの出荷シーズンとなる6月中旬から7月中旬にかけて、「自然が育んだ果実、山水に香るライチ」をテーマとした2026年麻垌ライチカーニバルを開催する。ライチ体験アンバサダーやライチPR大使「ライチ仙子」の選出、ライチをテーマにした長テーブル宴会、産地と販売先のマッチングイベント、ライチを活用したウェルネスツーリズムなど、多彩な催しを通じて文化、観光、美食、消費を融合した地域イベントを展開する予定だ。
広西は中国第2位のライチ生産地で、毎年5月から8月上旬まで出荷が続く全国有数の長期供給産地でもある。近年は科学技術を活用した鮮度保持技術の導入が進み、ガス環境を調整する保鮮技術などにより、収穫後15日間にわたり良好な風味と品質を維持できるようになった。
また、広西各地では越境ECや海外スーパーなど多様な販売ルートを開拓し、専用物流便や優先通関ルートも整備している。枝から収穫されたばかりの広西産ライチは、より高い鮮度を保ちながら、中国国内外の市場へ届けられている。(c)東方新報/AFPBB News