【3月7日 東方新報】西安市(Xi'an)税関が5日発表した情報によると、渭南税関の検査を経て、重量13.475トンの「陽光玫瑰」ブドウが初めてカザフスタンへ輸出された。

 渭南市(Weinan)は陝西省(Shaanxi)関中平原の東部に位置し、平坦で肥沃な土地、十分な日照、適した気候に恵まれ、ブドウ栽培に適した環境を備えている。2024年に入ってから、渭南税関は累計6875.6トンのブドウ(貨物価値1.1億元<約22億6930万円>)を監督し、タイ、ベトナム、インドネシア、マレーシアなど10か国以上へ輸出してきた。

 陝西新禧農業発展有限公司の王小永(Wang Xiaoyong)代表は「税関職員は、カザフスタン向けのブドウの輸出に関する検疫要件を詳しく説明してくれました。さらに、生鮮農産物の輸出をスムーズにするための『グリーンゲート』を開設し、迅速な輸出を実現してくれたおかげで、海外の顧客から高い評価を得ることができました」と述べた。

 統計によると、2024年以降、渭南市は「陽光玫瑰」を中心とした特色ある果物を「一帯一路(Belt and Road)」沿線国へ計12.7万トン(貨物価値10.5億元<約216億6150万円>)輸出している。

「陽光玫瑰」のスムーズな輸出を促進するため、渭南税関は果樹園の管理、包装工場の運営、梱包、輸送までの全工程を監督し、病害虫対策を支援するとともに、品質管理システムの改善を指導している。また、優先検査や「24時間対応の予約検査」を実施し、新鮮なブドウの迅速な輸出を後押ししている。

 渭南税関の李亜栄(Li Yarong)関長は「渭南税関は地域経済の発展に応じた業務改革を進め、国境管理と経済発展の両立を担う使命を果たしていきます。地元のさらなる対外開放を推進するとともに、農村振興にも貢献していきます」と述べた。(c)東方新報/AFPBB News