ピットブルが妊婦を噛み殺した事件、飼い主の男に執行猶予付き判決 仏
このニュースをシェア
【6月12日 AFP】フランス北部ソワソンの裁判所は11日、不法に輸入され、噛みつく訓練を施されていた闘犬種のピットブル(アメリカンピットブルテリア)が妊娠中の女性を噛み殺した事件で、犬の飼い主で女性の交際相手だった男に過失致死罪で有罪判決を言い渡した。
裁判所はさらに、クリストフ・エリュール被告(51)に拘禁4年の執行猶予付き判決を言い渡すとともに、ピットブルを殺処分するよう命じた。
エリュール被告は2019年11月、ソワソン郊外の森の中で交際相手の女性エリザ・ピラルスキさん(29)が死亡しているのを発見した。ピラルスキさんの遺体には50か所の噛み傷があった。
ピラルスキさんは当時妊娠6か月で、2人で飼っていた2歳のピットブル「カーティス」を連れて散歩に出掛けていた。
捜査によると、ピラルスキさんは亡くなる数分前、約50キロ離れたパリ郊外の空港で働いていたエリュール被告に電話をかけ、犬に噛まれたこと、そしてカーティスをコントロールできなくなっていることを伝えた。
フランスでは、ピットブルは危険な犬種に分類され、輸入を禁止されている。
エリュール被告は長年、オランダから連れてきたカーティスは攻撃的ではないと主張。ピラルスキさんを嚙み殺したのはカーティスではなく、当時森の中で鹿狩りに参加していた猟犬たちに違いないと訴えていたが、DNA型鑑定の結果、カーティスのしわざであることが証明された。
カーティスは現在8歳6か月になるが、事件から6年以上を犬舎で隔離された状態で過ごしている。
動物愛護活動家らはカーティスに対する殺処分の撤回を求めており、署名サイト「change.org」では、カーティスを処分する代わりにアニマルシェルターへ移送することを求める署名運動が8万筆以上を集めている。(c)AFP