【6月8日 AFP】フィリピン南部沿岸で8日に発生したマグニチュード(M)7.8の地震により、少なくとも15人が死亡、100人以上が負傷したと防災当局が発表した。

人口約72万人の都市ジェネラルサントス南沖で発生した地震により、複数の建物が倒壊し、周辺地域に津波警報が発令された。

米地質調査所(USGS)によると、最初の地震から約2時間後には、最大M6.5をはじめとした一連の強い余震が同地域を襲っている。

防災当局によると午後2時(日本時間同日午後3時)時点で、ミンダナオ島ソクサージェン地方で12人が死亡し、129人が負傷。また同島の西ダバオ州で3人が亡くなっている。

この被害者数には、ジェネラルサントス市近郊の自治体アラベルで、崩落した壁の下敷きになって2人が圧死した事案はまだ含まれていない。

ソーシャルメディアに投稿され、AFPが検証した動画には、ジェネラルサントス市内にあるファストフード店「ジョリビー」が入ったショッピングセンターががれきと化している様子や、当局者が当時は無人だったと発表した校舎が別の場所でつぶれる様子が映っていた。

フィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領は、新学期初日となるはずだった8日、ミンダナオ島全域の学校を休校とすることを決定し、同時に沿岸地域の住民に直ちに避難するよう呼びかけた。

当局によると、ジェネラルサントスの空港も追って通知があるまで閉鎖された。

地震の影響により隣国のインドネシア、マレーシアの沿岸部地域にも避難勧告が出されたが、インドネシアの気象局は警報を解除している。

また、気象庁も太平洋沿岸の広範囲に津波注意報を発表したが、到達した津波の高さは最大でも20センチ以下と報告されている。(c)AFP