■母を見て学んだ

女性の権利を訴える活動家のニマルカ・フェルナンド氏は、ホテルの取り組みは「スリランカ社会にとって画期的だ」と称賛する。

スリランカは1960年に世界初の女性首相、シリマボ・バンダラナイケ氏を選出した国ではあるが、伝統と文化、労働市場によって女性の権利は阻まれていると指摘した。

さらに、女性が主に働く場所は、繊維・衣料業や紅茶産業、他国での出稼ぎで、「女性は搾取可能な商品として扱われている」「今重要なのは、女性の労働に尊厳を与えることだ」と訴えた。

「アンバ・ヤール」支配人のアディカリ氏は、同ホテルが最初の一歩にすぎないが、変化が起きつつあると言う。

「このホテルでは、シングルマザーや、2〜3人の子どもを持つ母親が働いている」と話し、「ここで彼女たちは、人生で自分がしたいことをのびのびとやっている」と続けた。

オーナーのウィクラマシンゲ氏は、「私は母に影響を受けた。母はシングルマザーになり、8人の子どもを育てた」と語り、こう続けた。「母は、病院で働きながら、子育てをうまく両立させていた。そのおかげで、私は女性が持つ力に気付いた。女性には、素晴らしい能力がある」(c)AFP/Philippe ALFROY