マクロン氏、仏テレビに出演の親政府ロシア人ジャーナリストに警戒感
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【6月5日 AFP】フランスのエマニュエル・マクロン大統領は4日、保守派のメディア実業家に雇われている物議を醸すロシア人ジャーナリストが、ロシア大統領府(クレムリン)のプロパガンダを大量に生み出していると警告し、言論の自由と外国の影響力をめぐる論争に一石を投じた。
2027年に大統領選を控える中、当局や偽情報の専門家らはロシア国営メディアRTの元ジャーナリストであるクセニア・フェドロワ氏(45)に対する警戒を強めている。
フェドロワ氏は、ロシアがウクライナに侵攻した翌年の2023年に閉鎖されたRTのフランス支局元トップだ。フェドロワ氏はその後、フランスの大富豪バンサン・ボロレ氏(74)が所有するメディアのコメンテーターに就任し、そこでウクライナや西側諸国に関するクレムリンのプロパガンダを繰り返してきた。
フランス紙ル・モンドは先週、両氏のつながりにスポットを当て、フェドロワ氏をボロレ氏の「寵児」と描写した。
この日、フェドロワ氏について問われたマクロン氏は、2017年のロシアのウラジーミル・プーチン大統領の訪仏とベルサイユ宮殿での記者会見を振り返り、フェドロワ氏に対する自身の見解はそれから変わっていないと述べた。
マクロン氏は「ベルサイユで私が述べたことを参照してほしい」「状況は変わっていない。私は今も同じように考えている」と付け加えた。
当時の記者会見でフェドロワ氏はマクロン氏に対し、大統領選の陣営本部への取材許可について、ロシア語で不満を訴えていた。
プーチン氏が同席する中、マクロン氏は「私は外国人ジャーナリストと常に模範的な関係を築いてきた。彼らがジャーナリストである限りは」と応じた。
「メディア機関が中傷的な虚偽情報を流すようになれば、彼らはもはやジャーナリストではない。影響力を行使するための道具だ」
3日にはパリ市内で、2024年に更新されたフェドロワ氏の長期滞在許可を剥奪するよう当局に求める抗議デモが行われた。
当局はフェドロワ氏の親クレムリン的な姿勢に不満を表明しているものの、対応できることはほとんどないとの見解を示している。
マクロン氏は、「主権的な決定によって滞在許可を取り消したり与えたりするのは、大統領(の権限)ではない」とし、「それは良いことだ。わが国には規則と手続きがある。それらは尊重されなければならない」と述べた。(c)AFP