【6月5日 AFP】米国は4日、キューバのミゲル・ディアスカネル大統領とその近親者、およびカストロ一族に対する新たな制裁を発表した。

今回標的となった中には、ラウル・カストロ元国家評議会議長の息子と孫が含まれている。ラウル氏はすでに公職からは退いているものの、国内では依然として極めて重要な実力者であり続けている。

また、ディアスカネル氏やその妻、義理の息子も今回の一連の米制裁の対象となったほか、国防省やその他の複数機関も制裁の対象となった。

キューバは1962年以来、米国の貿易禁輸措置下に置かれているが、ドナルド・トランプ米大統領はここ数か月で劇的に圧力を強化めており、燃料供給を遮断し、キューバの接収をほのめかす威嚇を行っている。

トランプ氏は、ベネズエラのニコラス・マドゥロ前大統領の失脚、イランへの軍事作戦に続き、次に崩壊するのはキューバかもしれないと繰り返し発言している。

4日には、キューバを念頭に置きながら、「われわれはイランを片付けるつもりだ。それが終われば、戻る途中で、ちょっとした短い立ち寄りをすることになるだろう」と述べた。

またトランプ氏は、ラウル・カストロ氏に対する米国での殺人罪での起訴や、キューバ経済の大部分を支配する軍事財閥への制裁に続く今回の新たな制裁について、島の崩壊を加速させることが目的であるという見方は否定している。

ディアスカネル氏はX(旧ツイッター)への投稿で、トランプ氏について「封鎖を強化し、キューバと米国の間の紛争シナリオを強めようとしている」と非難。さらに、「ヤンキー(米国)政府の侵略性と邪悪さ」、そして「帝国主義の猛攻」に抵抗するだろうと付け加えた。(c)AFP