中国、台湾訪問したNZ国会議員4人に制裁 「一つの中国原則」違反と主張
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【6月4日 AFP】ニュージーランド政府は4日、台湾を訪問したニュージーランドの超党派の国会議員4人が中国政府に入国禁止の制裁措置を科されたと発表した。
4人は今年5月に台湾を訪問した。
ニュージーランド外務省は中国による入国禁止を事実と認め、ウィンストン・ピーターズ外相はこの動きに「驚いている」と発表した。
ピーターズ外相はニュージーランドの外交官に対し、中国当局にこの問題を提起するよう指示した。
中国は台湾について、自国領土の一部だと主張しており、国際機関への参加や他国との交流に反対している。
ニュージーランド外務省は4日、議員4人による台湾訪問は「一つの中国原則」に矛盾するものではないと主張。
「ニュージーランドの国会議員は、政府から独立して、国外からの渡航要請にどのように対応するかについて、独自の判断を下す自由がある」と述べた。
ニュージーランド外務省は、同国政府は台湾と外交関係を結んでいないが、「このことが、ニュージーランドが台湾との貿易や、経済的・文化的・先住民族間の交流を維持することを排除するものではない」との見解を示し、「これらの交流はニュージーランド国民に利益をもたらすもので、『一つの中国原則』とも完全に一致しているため、今後も継続していく意向だ」と述べた。
ニュージーランドのサイモン・オコナー議員とイングリッド・リアリー議員は、台湾との関係改善や、貿易、医療、半導体技術に関する議論を行うことを目的として、2023年3月に「台湾に関する超党派議員連盟」を立ち上げた。
在ニュージーランド中国大使館は、議員団の台湾訪問は「一つの中国原則」に違反しているとして、直ちに懸念を表明していた。
台湾外交部(外務省)によると、同議連による台湾訪問は、発足以来3回目。
台湾総統府によると、議員団は台湾滞在中に蕭美琴副総統と会談した。
中国に入国を禁止された国会議員の一人、ローラ・マクルーア氏はラジオ・ニュージーランド(RNZ)に対し、中国はニュージーランドの国会議員を脅迫しようとしていると主張。
「ニュージーランドは主権国家であり、国会議員には自身が代表する地域社会や有権者を代弁する権利があり、世界中を自由に移動する権利がある」「それが自由民主主義を生きるということだ」と述べた。
RNZによると、中国側は議員らが謝罪すれば、入国禁止を解除する意向を示しているという。
これに対しマクルーア氏は、「私たちが何について謝罪すべきなのかが明確ではない。もしそれが単に台湾を訪問したことについてのものであるなら、私個人としては謝罪するつもりはない」と述べた。(c)AFP