W杯開幕が迫るメキシコ首都でデモ隊が教育省に突入、大会期間中も抗議続行の可能性
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【6月4日 AFP】サッカーW杯北中米大会の開幕を約1週間後に控えた3日、メキシコの首都メキシコ市で、抗議デモ隊が政府庁舎に突入した。クラウディア・シェインバウム大統領は、デモを弾圧するという「わなにはまる」つもりはないと強調した。
教職員組合「CTNE」の過激派団体は、11日に市内のアステカ・スタジアムで開幕を迎えるW杯を前に、大規模な抗議活動を展開している。
この日、デモ隊は街灯の柱を破城槌(つい)のように使い、教育省の建物に押し入った。教育省の情報筋によると、デモ隊は警備員詰め所を破壊し、窓ガラスを割った。また、メキシコのテレビで放送された映像では、敷地内で小さな火災が発生している様子が映し出された。
シェインバウム氏はこのデモ隊突入を前に、メキシコと米国、カナダの3か国共催によるW杯開幕直前に、デモを取り締まるという「わなにはまる」ことはないと述べていた。
定例会見で「彼らはW杯の開幕を控えたわれわれに、弾圧手段に訴えさせようとしている」と語ったシェインバウム氏は、決して弾圧は行わないと誓った。
この前日には、抗議活動を行う教員らが市内の遊歩道にあるサッカー選手の巨大な彫像を倒し、政府が労働条件に関する要求に応じない場合、W杯期間中も抗議活動を行うと脅した。
1日には、W杯の「ファンフェスト」会場の設営が進められている市内中心部のソカロ広場にデモ隊が近づくのを防ぐため、警察が催涙ガスを使用していたが、2日にサッカー選手の像が倒された際、当局は介入しなかった。
シェインバウム氏は、給与の引き上げ、年金法の廃止を求めているデモ隊に対し、対話を呼びかけている。(c)AFP