米俳優リチャード・ギアさん、トランプ氏を「偏執狂」と批判 「モンスターによる独裁」に警告
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【6月3日 AFP】映画『プリティ・ウーマン』などで知られる米俳優リチャード・ギアさん(76)は2日、ドナルド・トランプ大統領を「偏執狂」と呼び、米国の「良いところほぼすべてを解体してしまった」と激しく批判した。
ギアさんはノルウェーの首都オスロで開催された「バーツラフ・ハベル創造的異議国際賞」の授賞式で数百人の聴衆を前に、「私たちは、私が地球上で経験してきた中で最も暗い時代を生きている」と語った。
「米国がこんな風になってしまうなんて、一体誰が想像しただろうか。このような偏執狂が米大統領になるなんて、一体誰が想像しただろうか」「この男は就任初日、米政府と米国民の良いところほぼすべてを解体してしまった」と続けた。
映画『アメリカン・ジゴロ』などで世の女性を魅了したギアさんがトランプ氏を批判するのはこれが初めてではない。2025年2月にもトランプ氏を「いじめっ子」と非難していた。
ギアさんは2日に「オスロ自由フォーラム」で、中国当局に拘束されている同国の芸術家・高●(●は先という漢字を二つ横に並べた文字)氏や、ミャンマーの反軍政活動家サイ氏への授賞を発表した際、トランプ氏の大統領復帰を阻止するための活動が不十分だったことを認めた。
「どうしてこんなことになってしまったのか。それは私たち(米国民)が眠りこけていたからだ。関心を持たず、投票に行かず、真剣に耳を傾けなかったからだ」と語った。
また、ギアさんは最近、ナチス・ドイツのダッハウ強制収容所を訪れたことを明かした。
「私たちは合図を察知し、このモンスター(人非人)たちによる独裁がどれほど速く起こるかということを学ばなければならない。警戒を怠ってはならない」
チベットの長年の支持者で、仏教に改宗したギアさんは、亡命中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と頻繁に面会しており、チベット自治区で分離主義をあおっているとして中国政府から非難されている。
ギアさんは2024年以降、3度目の結婚相手であるスペイン人のアレハンドラ・シルバさんと共にスペインで暮らしている。(c)AFP