軍事機密を守る「ソブリンAI」…韓国ネイバーが狙う巨大な新市場と次世代プラットフォーム
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【06月02日 KOREA WAVE】韓国ネイバークラウドが国防人工知能転換(AX)専担組織を新設し、独自の超巨大AIとクラウドインフラを前面に出して、軍特化型AI事業の拡大に乗り出す。国防分野での実証と事業化を急ぎ、公共・国防分野のソブリンAI市場の先取りを狙う。
メガ・ニュース(MEGA News)のハン・ジョンホ記者の取材によると、ネイバークラウドは1日付で国防AX専担タスクフォース(TF)を新設。ネイバーが国防AI事業だけを担当する組織を別途設けるのは今回が初めてだ。
新設組織は、ネイバークラウドのキム・ユウォン代表自らが統括する。国防分野のAI・クラウド事業機会を発掘し、軍環境に適したAIモデルとインフラの適用策を検討する役割を担う。
特に、国防の現場に直接投入され、オーダーメード型AIシステムを設計・構築する前方配置エンジニア(FDE)を前面に出す。FDEは顧客の現場でAI構築と運用を支援する職種で、米防衛AI企業パランティアの中核競争力と評価されている。
ネイバークラウドは、AIモデル開発と事業開発、マーケティング機能を結び付け、国防特化型AIモデルの開発と事業化を同時に進める計画だ。ただし、組織の人員規模は公開しなかった。
同社が国防分野を次世代成長市場と見定めた背景には、急速に拡大するグローバル国防AI市場がある。近年、戦場環境がデータ基盤の意思決定中心へと変化する中、AIを基盤とした偵察、指揮統制、情報分析の需要が急増している。
国防分野は、外国産AIへの依存度を下げ、データ主権を確保しなければならない代表的なソブリンAI市場にも挙げられる。軍事機密と安全保障データを扱う特性上、独自AIモデルとクラウドインフラを保有する事業者の競争力が重要だとの評価だ。
ネイバークラウドは、独自の超巨大AIモデルとクラウドインフラを基盤に、国防分野に特化したサービスを提供する構想だ。特に、テキスト、画像、音声、映像など多様なデータを同時に処理するオムニモーダルAI技術を強みとして打ち出している。
同社はこれを活用し、偵察映像や衛星情報、作戦交信、センサーデータなどを統合分析し、軍の意思決定を支援するAIプラットフォーム構築の可能性も検討しているとされる。
今回の組織新設は、国防AI関連の政府事業拡大に対応するための先制的な動きとみられる。最近、国防省は軍特化型AIデータセンターやグラフィック処理装置(GPU)インフラ、生成AIサービスなど、国防AX基盤構築事業を相次いで進めている。
ネイバークラウド関係者は「国防分野で推進される多様な政府事業と課題に積極的に対応する。AIモデルとクラウド、データセンターなど、われわれが貢献できる領域が多く、国防AX市場で競争力を拡大していく」と明らかにした。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News