中国、日本とフィリピンの海洋境界交渉に猛反発「完全に違法かつ無効」
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【5月30日 AFP】中国は29日、日本とフィリピンが海洋境界の画定に向けた交渉開始で合意したことに猛反発し、境界画定交渉は「違法」であり、対象海域には中国の排他的経済水域(EEZ)や大陸棚があると主張した。
高市早苗首相とフィリピンのフェルディナンド・マルコス大統領は28日、両国間におけるEEZおよび大陸棚の海洋境界の画定に向けた交渉開始で合意したと発表した。
だが、中国は29日、台湾の東側(太平洋側)の海域には中国のEEZや大陸棚があるとの主張を改めて展開した。
中国外務省の毛寧報道官は定例記者会見で日比間の海洋境界画定交渉について問われると、「中国はこれに対して強い不満を抱いており、断固として反対する」と述べた。
さらに、「中国は、日本とフィリピンの間の境界画定交渉が完全に違法かつ無効であることを厳粛に宣言する」と述べ、中国政府として既に日比両国に厳重に抗議したと付け加えた。
日比両国は、いずれも中国の領有権主張に悩まされていることから、近年急速に関係を緊密化している。
中国は東シナ海で領有権をめぐって日本と対立。中国海警局を派遣して海上保安庁の巡視船と危険な対峙(たいじ)を繰り返している。
南シナ海ではフィリピンが戦略的に重要な礁や島に近づくのを阻止しようと、海軍や海警局の艦船を展開させ、衝突を繰り返している。(c)AFP