日本製紙子会社のタンク破裂事故、死者8人に 危険な環境下で続く捜索
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【5月29日 AFP】米北西部ワシントン州ロングビューにある日本製紙グループの製紙工場で発生した化学薬品漏出事故による死亡者が8人に達したと、地元当局が28日に発表した。依然として3人が行方不明のままとなっている。
26日、極めて腐食性の高い物質を数百万リットル貯蔵していた巨大タンクが破裂し、大規模な救助活動が展開された。
ロングビュー消防署のブラッド・ハニグ署長は記者会見で「(行方不明となっていた)9人のうち6人が発見された」と述べた。27日には2人の死亡が確認されており、行方が分からなくなっている3人については、死亡した恐れがある。
日本製紙の子会社の日本ダイナウェーブ・パッケージングでの事故は、早朝のシフト交代時に発生。ウッドチップを分解して紙の原料となるパルプを作るために使用される、水酸化ナトリウムと硫化ナトリウムを含む強アルカリ性溶液「白液」が大量に入った90万ガロン(約340万リットル)のタンクが破裂したという。
ハニグ署長は、救助隊が残る被害者を発見するために「危険な環境下で活動」を行っていると語った。
一方で当局は、現場周辺の飲み水や大気は汚染されていないと強調し、住民の不安を和らげようとしている。
ロングビュー市の公共事業局長クリス・コリンズ氏は、「ロングビューの水は安全です」と述べた。
また、米環境保護庁(EPA)の現場担当官であるブルックス・スタンフィールド氏は、モニタリング調査の結果、懸念の原因となるような硫化水素やその他の大気汚染物質は検出されなかったと語った。(c)AFP