イスラエル、紛争下の性暴力ブラックリスト入りに猛反発 国連事務総長と絶交表明
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【5月29日 AFP】国連のアントニオ・グテレス事務総長がイスラエルとロシアの治安部隊を紛争下の性暴力(CRSV)の加害者を名指し公表するブラックリストに追加したことを受け、イスラエルのダニー・ダノン国連大使は28日、「言語道断だ」と反発し、グテレス氏と絶交する方針を明らかにした。
ダノン氏はX(旧ツイッター)に投稿した動画で、「われわれは現事務総長との関係を断つ」と表明。
国連事務総長室の報告書に言及し、「イスラエルをブラックリストに追加し、イスラエルが性暴力を戦争の武器として使用していると非難する決定は、言語道断な決定だ」と非難した。
さらに、「事務総長とそのチームは、イスラエルに関するうそを広め続けている。イスラエルとテロ組織ハマスを同じブラックリストに掲載するなど、断じて受け入れられない」と強調した。
イスラエル外務省も、グテレス氏による今回の決定を「恥ずべきものでばかげている」と激しく非難した。
同省のオーレン・マルモルシュタイン報道官はXへの投稿で、今回の動きは「国連の本性を示すさらなる証拠だ。すなわち、国連とは設立原則を放棄し、イスラエルを組織的に標的にすることを主要任務とする、政治化され腐敗した組織であるということだ」と痛烈に批判した。
国連イスラエル政府代表部は声明で、グテレス氏が事務総長職にとどまる限り、事務総長室とは一切の接触しない方針を示した。
グテレス氏の任期は今年12月31日まで。
ステファン・ドゥジャリク事務総長報道官は、事務総長室としてダノン氏の発言を把握しているとして、「事務総長のドアはいつも開かれている」と述べ、気が変わったらいつでも連絡してきて構わないという姿勢を示した。
紛争下の性暴力に関する国連事務総長の年次報告書は通常、公表前に関係国へ提示される。(c)AFP