■アモン氏の「翼をもぎ取る」

ウガンダの人権団体「アゴラ」は、アモン氏の在任期間中の2022~2026年に、議長室の予算が年間40億ウガンダ・シリング(約1億7500万円)から190億ウガンダ・シリング(約7億9600万円)へと跳ね上がった点を強調。さらに、歳費は1日当たり4500ドル(約72万円)に達していたという。

2023年、アモン氏は低価格住宅向けに用意されていた波形鉄板を盗んだとして告発され、最終的に波形鉄板を返還した。

これらは、国連統計で人口約5000万人の約半数が1日3ドル(約480円)未満で暮らしているとされる国の出来事だ。

これまでのところ、軍の汚職撲滅作戦の標的となったのはアモン氏ただ一人となっている。

アモン氏自身は逮捕されていないが、16日には首都カンパラにある複数の家や議長室への家宅捜索が行われた。

アモン氏は17日のXへの投稿で、「幅広い協議と深い省察の結果、そして私の愛する党内の調和と明確性を維持するため」、次期議長選への出馬を目指さない意向を表明した。

AFPはアモン氏にコメントを求めたが、回答は得られていない。

人権団体アゴラの創設者アガサー・アトゥハイレ氏はAFPに対し「彼女の汚職はあまりにも巨大化し、ムセベニ一門を脅かすレベルに達していた」と指摘。

「彼女はムセベニ大統領を不安にさせるほどの政治的利権ネットワークを運営していた」「彼ら(ムセベニ一門)は彼女が議長に再任されれば、権力を持ちすぎてしまうことに気付いた。そのため、彼女の翼をもぎ取ろうとしたのだ」と分析した。