■不足する検査キット

ブニアでは、今回の流行の原因となっている「ブンディブギョ株」のエボラウイルスを特定するための検査を実施できなかった。

カンバ保健相は19日の記者会見で、国内で過去に大規模な流行を引き起こした「ザイール株」のエボラウイルスに対する検査キットは準備してあったと述べ、「検体をブニアの研究所から首都キンシャサの中央研究所に送らなければならなかったため、ウイルスの特定が遅れた」と説明した。

WHOは、致死率が高い病気の発生について、5月5日に報告を受けたと主張している。

バトソシ氏は、「この病気が呪術によるものだという誤ったうわさは、次第に消え始めた」と語った。

しかしその時点で、すでに65人の死者を含め感染した疑いのある患者が246人に達していた。

今回の流行の起源はまだ解明されていない。

コウモリはエボラウイルスの媒介者として知られ、コンゴの一部では食用にされることもある。

1976年にエボラウイルスを共同発見した国立生物医学研究所(INRB)のジャンジャック・ムエンベ所長は今週、記者団に対し、「長年にわたり、コンゴの人々は森林のより奥深くへと進出し、ウイルスの自然宿主と接触するようになっている」と指摘。

「もう一つの要因は、ブッシュミート(野生動物の肉)だ」と述べ、ブッシュミートがへき地で暮らす人々にとって主要なタンパク質源になっていると付け加えた。(c)AFP