【5月21日 AFP】黒海上空で先月、ロシアの戦闘機2機が英空軍(RAF)の偵察機に異常接近し、進路を「繰り返し」妨害する危険な事案があった。英国防省が20日、発表した。

ジョン・ヒーリー国防相は声明で「この事案は、国際空域で活動する非武装航空機に対する、ロシアのパイロットによる危険で容認できない行動の一例だ」とし、「こうした行動は重大な事故や潜在的なエスカレーションにつながる恐れがある」と指摘した。

声明によると、ロシアのSu-35とSu-27戦闘機が先月、英空軍のRC-135「リベット・ジョイント」の進路を妨害し、Su-27は一時、英国機の機首から6メートル(19フィート)の距離にまで接近したとされる。

偵察機は当時、NATO(北大西洋条約機構)の「東方防衛(東部戦線)」の強化に向けた同盟国との共同任務の一環として、国際空域での定期飛行を行っていた。

国防省は「ロシアのSu-35機がリベットジョイントの緊急システムを作動させるほど接近し、自動操縦システムを無効にした」と述べ、また「ロシアのSu-27機は、英国機の前を6回通過した」と説明した。

声明によると、国防省と外務省の当局者が今週、同事案についてロシア大使館に正式に抗議したとされる。(c)AFP