トランプ氏沈黙、習氏からの「大きなハグ」待ちわびるも肩透かし
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【5月14日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は14日、中国・北京の世界遺産「天壇公園」を訪れたが、その表情は不機嫌で険しいものだった。
中国の習近平国家主席の隣で硬直したように立ち、笑顔も見せず、かつて皇帝が豊作を祈った廟壇にもトランプ氏はほとんど感動した様子を見せなかった。
トランプ氏は、記者団に話す機会をめったに逃さない人物だが、前夜に16時間の長旅を経て北京に到着した後、習氏に案内されながらも珍しく控えめな態度を見せた。
AFPを含む記者団が、習氏との会談がどうだったか尋ねると、疲れている様子のトランプ氏は「素晴らしかった」と応じ、「素晴らしい場所だ。信じられない。中国は美しい」とも付け加えた。
しかし、習氏が台湾を巡る米中の相違が紛争につながりかねないと警告した中、その台湾について話し合ったかどうかという二つの質問には答えなかった。
トランプ氏は約9年ぶりの訪中を前に、習氏から「大きな、最上のハグ」で迎えられるだろうと話していたが、それは実現しなかった。
首脳会談のため北京の人民大会堂に到着した際の雰囲気はそこまで冷え込んでおらず、歓迎式典では両首脳が温かく握手し、トランプ氏は習氏の手を軽くたたき、カメラの前で軽く言葉を交わしていた。
会談の中でトランプ氏は、習氏を「偉大な友人」であり「偉大な指導者」と称賛した。
しかし、2017年の訪中時とは状況は変わっており、現在の中国はより強硬で、習氏はすぐにトランプ氏を「友人」と呼び返すことはしなかった。
会談では、台湾問題で習氏が妥協のない姿勢を示したことが、中国国営メディアの発表で明らかになった。
トランプ氏はまた、イランでの戦争終結に向けた中国の協力や、貿易休戦の延長を求めていたが、即座の進展は見られなかった。
その代わりに、日に何度も投稿する自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」でトランプ氏は沈黙し、ホワイトハウスからもほとんど発信はなかった。(c)AFP