【5月14日 AFP】2024年に地中海で沈没したロシアの貨物船が、原子力潜水艦で使用されるものと同型の原子炉の部品を積載していたことが、スペイン政府の書簡で明らかになった。

ロシア国防省傘下の企業が所有する貨物船「ウルサ・マヨール」は2022年、クリミア半島に貨物を輸送したとして、米国の制裁対象となった。2024年12月、スペイン南部沖の公海上で沈没し、乗員16名が死亡、2人が行方不明になった。

2月23日付でスペイン議会に提出された政府書簡(AFPが13日に確認)によると、ウルサ・マヨ―ルの船長は最終的に「原潜で使用されるものと同型の原子炉2基の部品」を輸送していたことを「自白」したという。

12日に米CNNが報じたところによると、船長は原子炉には「核燃料は入っていなかった」と述べたが、この情報は確認が取れなかったという。

CNNとスペインの地方紙ラ・ベルダ・デ・ムルシアによると、この船は北朝鮮に原子炉を輸送していたため、西側諸国の作戦によって撃沈された可能性がある。

船主は当時、「標的を絞ったテロ攻撃」だと非難したが、証拠は提示しなかった。

この船の表向きの航路は、ロシアのサンクトペテルブルクからロシア極東ウラジオストクに向かうものだった。(c)AFP