【5月17日 東方新報】「新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)の石炭を寧夏へ送る」戦略ルートに、新たな重要拠点が加わった。中国北西部の寧夏回族自治区(Ningxia Hui Autonomous Region%)中衛市(Zhongwei)で進む寧夏中衛総合緊急石炭備蓄・配送センター建設プロジェクトで、中鉄十六局が請け負う鉄道設備と貨車反転式アンローダーからT1中継ステーションまでの工事が完了し、連動調整と試運転の段階に入った。

現場では、貨車とバラ積みコンテナの両方に対応した国内初の三車両同時反転式アンローダーが、性能確認のための一連のテストを行っている。この設備は一度に3両分を同時に反転させて荷下ろしでき、1時間当たり2880トン、年間で700万トンの荷下ろし能力を持つ。これにより、鉄道の荷役線からアンローダー、T1中継ステーションまでがつながった。

同プロジェクトは中衛工業園区の北側に位置し、作業用地が細長いため、工事の難度が高かった。新設された鉄道専用線は全長約3.045キロで、分岐器4組も敷設された。あわせて、アンローダー棟、配電・制御室などの関連施設も整備された。プロジェクトチームは、工程を分けて並行作業と交差作業を組み合わせる工法を採用し、デジタル監視技術も活用しながら、土木工事と設備調整を効率よく進めた。

同プロジェクトは、「石炭備蓄・配送センター」と「工業園区の鉄道専用線」を一体的に整備する中核事業だ。第1期の稼働後は、石炭60万トンの備蓄能力と年間500万トンの中継能力を備える。第2期が全面完成すれば、石炭備蓄能力は180万トン、年間中継規模は1300万トン超に拡大し、地域のエネルギー安定供給を支える重要な拠点となる。(c)東方新報/AFPBB News