【5月12日 AFP】ハンタウイルスの集団感染が疑われているクルーズ船「MVホンディウス」が12日、スペイン・カナリア諸島で乗客がすべて下船した後、オランダへと向けて出発した。

クルーズ船でのハンタウイルス感染では、これまでに3人が死亡しており、また帰国する乗客により、感染がさらに拡大するとの懸念が各国で高まっている。死亡した3人のうち、2人については感染が確認され、残る1人についても感染が疑われている。

世界保健機関(WHO)や一部の国の保健当局によると、生存している患者のうち、これまでに感染例が7例確認され、8例目は感染疑いとなっている。

オランダへと向かうクルーズ船には現在、25人以上の乗組員と医療スタッフがまだ残っている。また、航海中に死亡したドイツ人の乗客の遺体も船から降ろされていない。乗客はすでに全員下船している。

スペインのモニカ・ガルシア・ゴメス保健相は11日、「昨日と今日で、23か国からの乗客と乗組員125人を下船させた。彼らはすでに帰国したか、帰国に向けて手続きを行っている」とし、午後7時(日本時間12日午前3時)に船がオランダに向けて出港したことを明らかにした。

最後に下船した28人は、チャーターされたバスで空港へと移動。航空機2便に搭乗し、12日早朝にオランダに到着した。乗客らは、帰国する前に空港近くの隔離施設に滞在する予定となっている。(c)AFP/Alfons Luna with Stéphanie Hamel in The Hague