「エプスタインファイル」 全350万ページを展示 米NY
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【5月12日 AFP】米ニューヨークでこのほど、少女らへの性的人身取引の罪で起訴され勾留中に死亡した富豪ジェフリー・エプスタイン元被告に関する資料が展示された。情報の透明性を求める米国の団体による企画で、米司法省が公開した全資料を印刷・展示した。資料は全部で約350万ページに及ぶ。
展示は「ドナルド・J・トランプとジェフリー・エプスタイン記念閲覧室」と名付けられた。エプスタイン関連文書公開法の下で公開された全ての文書を3437冊にまとめ、番号を付けて展示した。
展示を企画したのは、ワシントンに拠点を置く非営利団体「インスティテュート・オブ・プライマリー・ファクツ」。団体のウェブサイトには「印刷・製本されて目の前に並ぶと真実は否定しがたい」とある。
マンハッタン区トライベッカでの展示で資料の閲覧を希望する場合は、オンラインで登録することで可能だ。ただ、文書に含まれる被害者の名前が一部削除されていないことから、閲覧できるのは、ジャーナリストや弁護士、一部の専門家に限られている。
展示では、ドナルド・トランプ米大統領とエプスタイン元被告との長年の関係にも焦点が当てられている。
二人は数十年にわたり友人関係にあったが、2004年に不動産取引をめぐって対立。その後、トランプ氏が元盟友を非難し始めたとされている。トランプ氏は「エプスタイン・ファイル」に何度も登場しているが、不正行為への関与は否定している。
「われわれは民主主義を支持する組織であり、こうしたポップアップ展示や他の実体験を通じて、米国の腐敗や民主主義への危険性を人々に理解してもらうことを目指している」と、同団体のデビッド・ギャレット氏はAFPに語った。
ギャレット氏は、トランプ政権による文書公開の進め方をめぐり、「世論が真に憤りの声を上げる必要がある」と述べ、司法当局がトランプ氏とエプスタインのつながりを隠蔽しているとの批判が、多くの人々から上がっていることを指摘した。
「私たちがここで試みたのは、世論を喚起し、真の責任追及を実現する一助となることだ」
展示は5月21日まで一般公開されている。(c)AFP