ローマ教皇、元不法移民を米ウェストバージニア州の司教に任命
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【5月2日 AFP】ローマ・カトリック教会の教皇レオ14世は1日、元不法移民を米ウェストバージニア州の司教に任命した。
米国出身の教皇は、米国での不法移民取り締まりや米イスラエルによる対イラン軍事作戦をめぐり、ドナルド・トランプ米大統領を厳しく批判してきた。
ローマ教皇庁(バチカン)は、現在ワシントン大司教区の補佐司教を務めるエベリオ・メンヒバルアヤラ氏(55)を、アパラチア山脈に位置する貧しい州であるウェストバージニア州ウィーリング・チャールストン教区の司教に任命すると発表した。
ワシントン大司教教区のウェブサイトに掲載されている経歴によると、メンヒバルアヤラ氏は中米エルサルバドル出身で、1990年に米国に入国した。
メンヒバルアヤラ氏はインタビューで、貧しい環境に生まれ、エルサルバドルの紛争を逃れて米国にたどり着いたと語っている。
昨年のあるインタビューで語ったところによると、米国に密入国しようとしてメキシコで拘束されたが、わいろを払って釈放され、メキシコ・ティファナから米サンディエゴに密入国したとされる。
英語、スペイン語、イタリア語に堪能なメンヒバルアヤラ氏は、2004年に司祭に叙階され、2023年に司教に昇格した。
トランプ氏は、大勢の不法移民を強制送還すると公約して大統領選に勝利し、その公約を果たそうとしている。だが、米国のカトリック教会の指導者の多くは、全米での大規模な不法移民取り締まりを批判している。
教皇は、米国における不法移民の扱いを「極めて無礼」と非難し、「私たちは人々を人道的に扱う方法を探さなければならない」と述べた。(c)AFP