パレスチナ・サッカー協会会長、FIFA総会でイスラエル協会幹部を非難
このニュースをシェア
【5月1日 AFP】カナダ・バンクーバーで30日に開催された国際サッカー連盟(FIFA)総会の終了間際、パレスチナ・サッカー協会(PFA)のジブリル・ラジューブ会長がイスラエル・サッカー協会(IFA)幹部との写真撮影を拒否し、緊迫の状況を迎えた。
ラジューブ会長とIFAのバシム・シェイク・スリマン副会長はそれぞれ出席者に向けて発言を行った後、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長は両氏を自身の横に立たせようと招いた。
しかし、ラジューブ氏はこの呼びかけを拒否。インファンティーノ氏が繰り返し促す中、ラジューブ氏からは「われわれは苦しんでいる」と言う声が聞こえた。
PFAは、FIFAがヨルダン川西岸に拠点を置くイスラエルのクラブに制裁を科さなかったことをめぐり、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴している。PFAは、ヨルダン川西岸の入植地に拠点を置くクラブは、イスラエルのサッカー当局が運営するリーグに参加すべきではないと主張している。
2024年に国連(UN)の専門家は、少なくとも8クラブが「イスラエルの植民地的入植地」で活動していると指摘し、FIFAに対し「人権を尊重する責任を果たすよう」求めている。
ラジューブ氏は記者団に対し、FIFAに「規約を公平かつ論理的に適用する」よう呼びかけた。
「パレスチナで起きていることはひどい。ガザ地区のパレスチナのスポーツ施設はすべて破壊され、何百人ものパレスチナ人アスリートや職員が殺されている。今こそ正義を実現すべき時だ」
「イスラエルを代表して話したあの男は、苦しみや現状にまったく注意を払っていなかった」
「私は握手を拒否した。どうしてあのような人物と握手したり、一緒に写真を撮ったりできるだろうか」(c)AFP