【5月1日 AFP】ドイツは4月30日、ドナルド・トランプ米大統領が示唆したドイツ駐留米軍削減の可能性に「備えている」と述べた。

トランプ氏は、ドイツのフリードリヒ・メルツ首相が4月27日にイランが交渉の場で米国に「恥をかかせている」と発言したことに激怒。ドイツ駐留米軍の削減を検討していると述べた。

モロッコを訪問したドイツのヨハン・ワーデフール外相は、「われわれはそれ(ドイツ駐留米軍削減)に備えており、北大西洋条約機構(NATO)のすべての機関と緊密かつ誠実に協議を進めており、米国側の決定を待っている」「(そのような決定については)同盟国間では当然のことながら、われわれや他の国々と協議されるだろう」と述べた。

これに先立ちメルツ氏はトランプ氏による脅迫に直接言及することなく、中東紛争に対するドイツの姿勢は「結束したNATOと信頼できる大西洋横断パートナーシップを重視する」と強調。

「(ドイツ政府は)米国をはじめとするパートナー諸国と信頼に基づき緊密に連絡を取り合っている」「われわれは共通の大西洋横断的利益のためにこれを行っている。相互尊重と公平な負担に基づいて行っている」と付け加えた。

メルツ氏は今週、イランが交渉の場で米国に「恥をかかせている」と発言したことで、トランプ氏の怒りを買った。

トランプ氏は4月28日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」への投稿で、「ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は、イランが核兵器を保有しても構わないと考えている。彼は自分が何を言っているのか分かっていない!」と述べた。

4月29日には、同じくトゥルース・ソーシャルへの投稿で、ドイツ駐留米軍の削減を検討していると述べた。

さらに4月30日、トランプ大統領はメルツ氏に対し、イラン問題に「干渉」している暇があったら、ウクライナ紛争の終結に注力すべきだと述べた。

トランプ氏はトゥルース・ソーシャルへの投稿で、「ドイツ首相は、ロシア・ウクライナ戦争終結(全く成果を上げられていない!)と、特に移民問題とエネルギー問題など、崩壊した自国の立て直しにもっと時間を費やすべきだ」と主張。

トランプ氏は、「ドイツ首相は、ロシア・ウクライナ戦争終結(全く成果を上げられていない!)と、特に移民問題とエネルギー問題など、崩壊した自国の立て直しにもっと時間を費やすべきだ」と主張。

一方、ワーデフール氏は、ドイツ駐留米軍の削減の可能性については「楽観」しているとしながらも、ドイツ国内の大規模な米軍基地については「議論の余地は全くない」と強調。

例えば、ラムシュタイン空軍基地は「米国にとってもドイツにとっても、かけがえのない機能を持っている」と述べた。(c)AFP