【4月30日 AFP】数十年来最悪の麻疹(はしか)大流行に見舞われているバングラデシュで3月以降、子ども227人が死亡し、感染疑い例は3万5000件近くに上っている。29日に発表された政府データで明らかになった。

最も被害が深刻な地域の一つは、チッタゴン丘陵地帯のクルクパタ地域。この地域には少数民族が多く居住し、内戦で荒廃したミャンマーと国境を接している。

こうした辺境の子どもたちは、予防接種の対象から漏れていることが多く、恐怖心から予防接種を避ける家庭もある。

世界保健機関(WHO)によると、麻疹は最も感染力の強い病気の一つで、せきやくしゃみによって感染する。

あらゆる年齢層の人に感染する可能性があるが、特に子どもに多く見られる病気で、脳炎や重度の呼吸器疾患などの合併症を引き起こすことがある。

3月15日以降、バングラデシュ全土の感染疑い例の数は3万4980件に達し、そのほとんどが生後6か月から5歳までの子どもだという。(c)AFP